
苗字ごとに家系図を作り、先祖の記録や家族の病歴、お参りまで残せる。
家系図帳の使い方|スマホで家系図を作り、先祖の記録と家族の病歴を残す
家系図帳を開く「家系図帳」は、スマホで家系図を作って、ご先祖さまから子や孫までの記録を残せる無料のWebアプリです。苗字ごとに家系図を分けて作り、一人ひとりに顔写真や生年月日、戒名、職業、持病などを書き残せます。
家系図を作るだけでなく、血のつながった家族の病歴を一覧で確認したり、アプリの中でご先祖さまに御焼香をしたりもできます。お墓が遠くても、墓じまいをしたあとでも、いつでも手を合わせられる場所として使えるように作りました。
この記事では、アプリに入っている「見本の家族(山田家)」を使って、家系図の作り方と、それぞれの機能を実際の画面で紹介します。
このアプリを作ったきっかけ
今の時代、自分の先祖の名前もわからないという人が増えています。祖父母の代まではわかっても、その親がどんな名前で、どこで生まれ、どんな仕事をして、どんな人生を送ったのかを知っている人は多くありません。
自分の先祖はどんな人物だったのだろう。そう思っても、昔は当たり前だったお墓という文化も、少しずつなくなりつつあります。お墓参りのたびに墓石に刻まれた名前を見て、家の歴史にふれる機会も減っていくでしょう。
今の自分があるのは、ご先祖さまがいてこそです。先祖代々のことを理解し、それを子や孫へと受け渡していく。家系図という「家の時間」を管理する道具として、このアプリを作りました。
見本の家族で、まず触ってみる
最初の画面には「新しい家系図を作る」と「見本の家族で使い方を見てみる」の2つのボタンがあります。どんなことができるのかを先に見たい場合は、見本の家族を入れてみるのがおすすめです。明治生まれの曽祖父から令和生まれのひ孫まで、5世代18人の家系図が入ります。
見本の家族は、設定の「すべて消去」でいつでも消せます。
家系図を作る
苗字を決めて、最初の1人を登録する
「新しい家系図を作る」を押して、苗字(家系図の名前になります)と最初の1人を登録します。最初の1人は自分でも、わかっているいちばん古いご先祖でもかまいません。生年月日がわからなければ空欄のままで大丈夫です。
日付は明治・大正・昭和・平成・令和の元号でも、西暦でも入れられます。古い戸籍や過去帳は元号で書かれていることが多いので、そのまま写せます。
札をタップして、家族を広げる
家系図の中の一人ひとりは「札」で表示されます。札をタップすると、まわりに「+父」「+配偶者」「+子」「+きょうだい」などのボタンが出るので、押して家族を足していきます。
結婚して姓が変わった人には、札の上に「旧姓」が表示されます。配偶者の札には「実家」というボタンがあり、押すとその人の実家(先祖)の家系図を見られます。
一人ひとりの記録を残す
札の「くわしく」を押すと、その人の記録が開きます。生年月日と命日(享年も自動で計算されます)、戒名・法名、死因、出生地、職業、血液型、顔写真、持病などを残せます。メモ欄には、人柄や思い出、家に伝わる話を書いておけます。
続柄は自動で表示される
家系図帳では、誰か一人を「自分」として決めておくと、ほかの人がすべて「自分から見た続柄」で表示されます。父・母や祖父母はもちろん、曽祖父、大おじ、親のいとこ、はとこ、義父・義母まで、家系図のつながりから自動で判断します。
親戚の集まりで「この人は自分から見て何にあたるのか」がすぐわかるので、名前は知っていても関係がはっきりしなかった親戚の整理にも役立ちます。「自分」は設定でいつでも変えられるので、子どもの目線で家系図を見せることもできます。
家ごとの記録を残す
家系図は苗字ごとに分けて作れます。見本では、夫側の「山田家」と妻の実家の「佐藤家」が別の家系図になっています。
「家の記録」には、家紋の画像、宗派、菩提寺、本家・出身地、お墓の場所、家の由来や言い伝えを残せます。お墓の欄には、墓じまいをした年や納骨先も書いておけます。墓じまいをしたあとでも、どこに誰が眠っているのかを家族が確かめられるようにしておけます。
家族の病歴をまとめて確認する
「病歴」の画面では、誰から見るか(誰にとっての家族の病歴か)と範囲(親子、祖父母まで、おじおばまで、いとこまで)を選ぶと、血のつながった家族に登録された病気が一覧で表示されます。配偶者は含まれません。
病気は「がん」「心臓・血管」「脳」などに分けて表示され、誰が何歳ごろにかかったのか、自分から何親等の人なのかもわかります。
健康診断や病院の問診で「ご家族に〇〇の方はいますか」と聞かれたときに、思い出せずに困ることがあります。「受診用にまとめてコピー」を押すと、家族歴をそのまま医師に見せられる文章にまとめられます。
なお、この画面は登録された病歴をまとめて表示するもので、病気の診断や遺伝のリスクを判断するものではありません。気になることがあれば、医師に相談するときの参考として使ってください。
アプリの中で御焼香をする
「御焼香」の画面では、亡くなった方に、アプリの中で手を合わせられます。故人の一覧のほか、近づく命日(祥月命日)や、今年が何回忌にあたるかも表示されます。一周忌から五十回忌まで、法要の年を自分で数えなくても済みます。
故人を選ぶと、遺影と戒名、ろうそくと香炉が表示され、「御焼香」を押してお参りします。お盆やお彼岸には「ご先祖さま一同」として、まとめてお参りすることもできます。
お参りのときには「ひとこと」を残せます。「孫が小学校に入りました」のような報告も、お参りの記録として残っていきます。
家族と共有する、結婚した相手の家系図とまとめる
作った家系図は「共有ファイル」にして、家族に渡せます。共有ファイルは合言葉で暗号化され、合言葉を知らない人には中身を読めません。顔写真や家紋、持病、お参りの記録を含めるかどうかも選べます。
受け取った人は「読み込む」でファイルを開きます。このとき、今の家系図と置き換えるか、統合するかを選べます。結婚したときに相手の家系図を読み込んで統合すれば、夫婦それぞれの家系図を一つにまとめられます。両方に入っている同じ人は、一人にまとめられます。
データの保存について
登録した内容は、お使いのスマホやパソコンのブラウザの中だけに保存され、外部のサーバーには送られません。家族の名前や病歴のような大切な情報を、安心して記録できます。
そのかわり、機種変更やブラウザのデータ消去をすると、記録も消えてしまいます。設定の「共有ファイルを作る」で、ときどきバックアップを作っておいてください。新しい端末では「読み込む」で元に戻せます。
よくある質問
Q. 無料で使えますか?
A. はい、すべての機能を無料で使えます。アカウント登録も必要ありません。
Q. 先祖の名前や生年月日がわからない人も登録できますか?
A. 登録できます。姓か名のどちらかがあれば登録でき、生年月日や命日は空欄のままでかまいません。わかったときに書き足していけます。
Q. 母方や妻の実家の家系図も作れますか?
A. 作れます。苗字ごとに家系図を分けられるので、「山田家」「佐藤家」のように、家ごとに作って管理できます。
Q. スマホのホーム画面に置けますか?
A. 置けます。iPhoneはSafariの共有ボタンから「ホーム画面に追加」、AndroidはChromeのメニューから「ホーム画面に追加」を選ぶと、アプリのように開けるようになります。
まとめ
家系図帳は、家系図を作るだけでなく、一人ひとりの人生の記録、家の歴史、家族の病歴、そして日々のお参りまでを一つにまとめておけるアプリです。
祖父母や親が元気なうちに、昔の話を聞きながら少しずつ書き足していくと、それ自体が家族の大切な時間になります。まずは見本の家族で触ってみて、自分の家の家系図を始めてみてください。
